アンカーチェーンはエルメスでしばしば用いられるモチーフです。
船を停泊するのに使われる道具ですが、1938年、エルメス4代目社長ロベール・デュマ・エルメス氏が港の散策中にインスピレーションを得たと言います。
ケープコッド自体がアメリカのビーチリゾートをイメージして製造されているので、コンセプトが非常にマッチしていますね。
文字盤装飾のスピネルやアベンチュリンの華やかさはもちろん、ベゼルにセッティングされたダイヤモンドにも秘訣があります。クラリティをVVSとトップクラスのグレードのものを採用し、美しさを引き立てているのです。
また、ケープコッドの魅力の一つに「ストラップ」が挙げられます。
エルメスはケープコッドの誕生から7年後にあたる1998年、ドゥブルトゥールモデルを発表しました。これは、ストラップが二重巻きとなった構造で、手首に巻き付くようになるデザインがとってもおしゃれ。近年人気が高まっている形状なのです。ブルガリやカルティエの腕時計でも採用されていますね。 |